24金のゴールドレザー
金箔は金属のため柔軟性に乏しく、ガラス、金属、陶器など、静的に固定されたものに貼るのが一般的です。
革のような素材に貼ることはできても、伸縮や曲げたり柔軟性があるため、すぐに剥がれてしまうのが難点でした。そのため、革に金箔を貼った製品は、これまでほとんど商品化されることはありませんでした。
しかし、 アーシュゴールドは日本の先端技術を取り入れることにより、金箔を革に安定的に接着することができるようになりました。
アーシュゴールドは、金箔を皮革に貼ることにより、ゴールドをより身近な製品として提供することができるようになりました。
最上の金沢箔を使用
日本の金箔の98%は、金沢でつくられた金沢箔です。
金沢箔は400年以上の歴史を誇り、金閣寺や日光東照宮などの歴史的価値が高い寺社仏閣をはじめ、様々な建造物や伝統工芸品に用いられてきました。
金箔の最大の特徴は、その限りない薄さです。金を10,000分の1ミリ、すなわち0.1ミクロンの薄さにまで打延ばしたところにあります。わずかな風でも飛んでしまう薄さで、人間の手で直接扱うことはできません。熟練した職人の技が必要となります。
金沢では、金箔に適した気候風土、そして熟練の高度な技が合わさって、最高級の金箔が作られてきました。
アーシュゴールドの金箔もその卓越した金沢箔が使われ、純度99.99%の金箔を使用しているため、純金の輝きを損なうことなく、ゴールド皮革製品として楽しむことができます。
メイド・イン・ジャパン
アーシュゴールドの商品は、高度な技術を有する職人の磨き抜かれた技で作られたメイド・イン・ジャパン製品です。
金箔貼りは大変繊細で、長い経験と勘により磨き抜かれた金箔職人の技が必要となります。
また、型押し(エンボス加工)をするにしても、湿度や温度を考慮し、金箔が剥げないよう微妙なプレス技術が必要です。
さらに、縫製にしても、極めて薄い金箔を扱うため、熟達した技を持つ職人による緻密で繊細な縫製技術がなくてはなりません。
アーシュゴールドは高度な技術をマスターした日本の職人たちにささえられ、
さらに、日本の特殊技術により、ゴールドの美しさを保ちながら、
金箔の良さを最大限に引き出し、世界に例をみないクォリティの高い金箔工芸品が生み出すことができたのです。
優れた技術・型押し
アーシュゴールドの特徴の一つに、型押し(エンボス加工)の優れた技術があります。
金箔の厚さはわずか1万分の1ミリ。
約2gの金を畳一畳分の大きさまで延ばしていきます。
そのため金箔は剥げやすのが難点でした。
しかしながら、アーシュゴールドはさらに金箔の美しさを求め、より金箔を延ばす型押し(エンボス加工)でのデザインにトライしました。
エンボス加工は、高温と強圧力のよりさらに金箔を延ばすため、金箔が剥がれたり、機械にくっついたりして、超極細の金箔にエンボス加工はできないとされてきました。
試行錯誤を繰り返し、2年の歳月を経て、ようやくエンボス加工に成功。
美しく輝く様々な純金のデザインを提供することができるようになりました。
優れた縫製技術
アーシュゴールドを作ってくれる縫製職人は、匠ならではの高度な技術を駆使し、高級感あふれた優れた商品を作ってくれます。
【返し合わせ/へり返し】
アーシュゴールドでは、切り目にコバ塗りをするのではなく、「返し合わせ」や「へり返し」を主に取り入れています。
返し合わせ/へり返しは、表面と裏面の2つの素材を貼り合わせる場合、縁(端)の部分を裏側に折り込んで重ね合わせて、接合します。
その方が、コバ塗りより、より繊細で高級な印象になるからです。
アーシュゴールドの商品は細部に至るまで職人の技が光ります。
【菊寄せ】
菊寄せとは、財布で言えば角(コーナー)の部分に放射状にヒダを寄せていく技術のことです。
縁(へり)返しを行う際、丸みを帯びたコーナーのところでは内側に縁返す革がダブついてしまいます。
そのため、ダブついた革をかさばらないように処置をすることが「菊寄せ」です。
折り込んだひだが菊の花のように見えることからそう呼ばれています。
特にアーシュゴールドが使っている金箔は言わば金属なので、金箔を使った菊寄せはさらに難度が増します。
しかし、そこは職人のまさに指先の技術!
職人の器用さと丁寧さを見ることができます。
その他にも「ネン引き」、またメッシュには「パイピング」など様々な細かい技術を駆使し、素晴らしい製品を作ってくれます。